XIX. ハッシュ関数

これらの関数は、 mhash と組み合わせて動作することを 前提としています。

この関数は、mhash ライブラリへのインターフェースです。 mhash は、MD5, SHAl, GOST や他の多くの方法といった広範なハッシュ アルゴリズムをサポートします。

これを使用するには、mhash の配布ファイルを mhash の Web サイト から ダウンロードし、その中のインストール用の指示に従って下さい。 この拡張機能を使用するには、PHP に --with-mhash パラメータを付けて コンパイルする必要があります。

mhash は、チェックサム, メッセージダイジェスト等を作成するために 使用可能です。

例 1. SHA1 キーを計算し、16進数で出力する

  1 
  2 <?php
  3 $input = "Let us meet at 9 o' clock at the secret place.";
  4 $hash = mhash(MHASH_SHA1, $input);
  5 
  6 print "ハッシュは、".bin2hex($hash)." です。\n";
  7 
  8 ?>
  9      
この例の出力は次のようになります。
  1 
  2 ハッシュは、 d3b85d710d8f6e4e5efd4d5e67d041f9cecedafe です。
  3     
サポートされるハッシュの完全なリストについては、 mhash のドキュメントを参照下さい。 PHP から特定のハッシュアルゴリズムにアクセスするには、 「MHASH_ハッシュ名」を指定します。例えば、HAVAL にアクセスするには、 PHP 定数 MHASH_HAVAL を使用します。

以下に現在 mhash によりサポートされているハッシュの一覧を示します。 mhash にサポートされているハッシュが、このリストにない場合は、 このドキュメントが古いと仮定して下さい。

  • MHASH_MD5

  • MHASH_SHA1

  • MHASH_HAVAL

  • MHASH_RIPEMD160

  • MHASH_RIPEMD128

  • MHASH_SNEFRU

  • MHASH_TIGER

  • MHASH_GOST

  • MHASH_CRC32

  • MHASH_CRC32B

目次
mhash_get_hash_name — 指定したハッシュの名前を得る
mhash_get_block_size — 指定したハッシュのブロックサイズを得る
mhash_count — 利用可能なハッシュIDの最大値を得る
mhash — ハッシュ値を計算する